3-1|困った!初期投資の費用がない!

3-1-1 助成金

チャチャ:小さく始めると思っても、やっぱり最初にかかるお金が足りないよぉ。
まひろ:そうだよね。小さくても、やっぱりまとまったお金が必要だよね。
そんな時は助成金や補助金に頼るって選択肢もあるよ!
チャチャ:助成金?補助金?
まひろ:そう!国や地方自治体が助けてくれることがあるんだよ。

助成金・補助金とは

引用:補助金は、国や自治体の政策目標(目指す姿)に合わせて、さまざまな分野で募集されており、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付するというものです。

詳しくはこちらのページ
https://mirasapo-plus.go.jp/subsidy/guide/

チャチャ:なるほど!申請をしたら費用の一部を国や自治体からもらえるんだね!
まひろ:そうそう。新しく起業したい場合、費用を一部負担してもらえるだけでも凄く助かるよね!

滋賀県の助成金についてのページはこちら
https://www.pref.shiga.lg.jp/zigyousya/shien/

チャチャ:じゃぁ、開業資金はばっちりじゃん!
まひろ:ちょっとまったー!必ずもらえるわけじゃないんだよ!

注意ポイント

注意点
①必ずもらえるわけではない
申請→審査→採用or不採用 があるよ!助成金によっては途中でプレゼンをしなくてはいけない場合もあります。
当然、審査に落ちると助成金はもらえません。助成金によっては、とても高い倍率ものも…

➁事業期間が決まっている
ほとんどの助成金では、事業活動の期間が決まっています。その期間中に支払われた費用に対しての補助になるので、きちんと期間を把握しておく必要があります。
期間外の費用に対しては認められません。

③補助金は後払い
例えば、開業に必要なお金が300万だったとします。
1/3の費用をもらえる補助金に申し込んだから、資金を200万しか準備していなかった!となると開業できなくなる場合もあります。
最初に、きちんと必要な開業費用として300万準備しておく必要があります。

④事後報告の内容によってはもらえないこともある
申請した内容が実際に正しく出来たのかを報告する必要があります。
正しく活動出来ていたのか?会計に不明瞭なところはないのか?
場合によっては会計士さんの審査もはいります。
いい加減な事務処理だと、もらえないこともあります。

助成金を申し込むにあたり、書類の書き方が重要になってきます。
どんな助成金があるのか?自分は申し込むことが出来るのか?書類の書き方はどうすればいいのか?

分からないときは、住んでる場所の商工会議所に連絡をしてみると相談にのってもらえます。

チャチャ:うう…結構大変そう…。
まひろ:助成金や補助金はお金をもらうだけじゃないメリットがあるんだよ。
それはね、申請するときに提出する書類に事業計画を書くんだけれど、それを書くことで自分自身の頭を整理できるの。
やりたい!という思いはとっても大切。でも【具体的にどうするか】を考えないと、やりたいことへ届かないことが多いからね。

助成金を申請するときに書類を書くのは確かに面倒くさい作業です。でも、その作業をすることで自分のやりたいことや行動を客観的に見ることが出来ます。そして、活動後に報告書を作る必要があることで、きちんとした活動をする、お金のこともきちんとする。起業するにあたっての、とても大切なことを経験することが出来ます。

まひろ:せっかくやりたい!という思いがあるんだから、きちんとした形にすること・続けるためにどうするのかを考えること。
とっても大切だよ!