2-2-1 家賃というコスト
ちょっと厳しいお話になるよ～
こんな記事を見つけました
3年以内の廃業率70％！飲食店が廃業する実態と理由、潰れない店の特徴
https://mastory.jp/%E9%A3%B2%E9%A3%9F%E5%BA%97%E3%81%AE%E5%BB%83%E6%A5%AD%E5%AE%9F%E6%85%8B
これは、店舗を経営するお話なので大きなお話なのですが
やっぱり、資金繰りで厳しい状態になって廃業するケースが多いと思います。
色々な記事を読んでみて、こんな言葉を見つけました。
最低でも半年は赤字を覚悟。
半年分の経費として使えるお金がなければ続けるのは難しいのが飲食業です。
よく聞こえてくるのは、ランニングコストです。
売上があるなしにかかわらず、必ず出ていくお金が経営を圧迫してしまい続けていけなくなるというお話です。
立地にもよりますが、家賃は大きい負担となるケースが多いです。
感染症の拡大で様々な影響が出ました。
飲食業では、お客さんの足が遠のくことに合わせて営業時間の短縮を命じられた地域もあります。
売上がなくても、家賃も光熱費も毎月毎月かかってくるんです。
私が住んでいる地域の店舗物件の家賃を調べてみました
検索ワード：滋賀 守山 店舗物件 賃貸
2022年10月17日現在、一番安い物件として見つけたのが 5万円程度です。
広さや条件、敷金礼金などは見ずに家賃だけを調べました。
5万円でお店を持てるなら安いかも！と感じませんか？
私はちょっと思いました。これなら払えるかも！？と…
そこで、簡単な計算をしてみました。
家賃5万円 × 12か月 ＝ 60万円
ここに、光熱費や諸経費がプラスされます。
光熱費を仮に3万円とします。
光熱費3万円 × 12か月 ＝36万円
合計 96万円
これでもランニングコストとしては安いほうだと思います。
店舗を借りるということは、安くてもこれだけの負担がかかってくるということです。
大きなお仕事は大きなお金が動きます。
軌道に乗れば利益も大きいだろうけれど、主婦がチャレンジするにはハードルが高すぎる…
家計診断でも、一番最初に見直すのは固定費！と言われるくらい、固定費を抑えることは、とっても重要ですよね。
小さなおうち起業は、ランニングコストとしての家賃は限りなくゼロと考えて大丈夫です。
※売上が上がってきたら、家庭への還元はしましょうね。
経費の大きな部分がゼロに近い！というのは、継続していける大きな要素だと思います。
実際、私が10年以上続けてこれたのは、家賃がなくてランニングコストがものすごーーく安く済んでるからだと思っています。
2-2-2 人件費コスト
お店を経営するとなると、一人の力じゃ無理があります。
商品を作る、商品を並べる、接客などの沢山の仕事をこなさなくてはいけません。
大きくなれば大きくなるほど、沢山の人の力が必要です。
その分、働いてもらう人への賃金が発生します。
2022年10月6日づけで、滋賀県の最低賃金は 927円です。
パートさん2人に、1日4時間ずつ週に3日働いてもらうとして…
927円 × 4時間 × 2人 ＝ 7,416円/日
7,416円 × 3日 ＝ 22,248円/週
22,248円 × 4 ＝88,992円/月
88,992 × 12か月 ＝1,067,904円/年
これだけの人件費がかかってきます。
ここに、家賃光熱費をたすと…
約 200万 ほどのランニングコストが1年間でかかってきます。
起業は大きな話と捉えられがちなのは、こういうお金の動きがあるからだと思います。 例として出したのは、小さなお話です。
小規模のお店でやったとしても、これだけのパワーが必要になるのです。
小さなおうち起業は、基本的に一人でやる規模です。
時々、家族や友人に手伝ってもらうことはあったとしても、軸となるのは自分自身一人の力です。
主婦で何かを始めたい！と思ったとき、最初にやるのは小さな小さな規模から始めてみませんか。
作業量も、初期投資も、ランニングコストも、一人で回せる規模です。
小さいからこそ、売り上げや支払いや維持に追われずに、安心して好きなことに力を注げる！そんなやり方を考えてみるのをお勧めします。